2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

Marian Evelyn FaithfullとChrista Päffgen

マリアンヌ・フェイスフルがザッヘル=マゾッホの末裔とは知らなかった。 声に惹かれるからか、Nicoは一時期よく聴いた。ドイツ出身、出生名はChrista Päffgen。これなどはまだ歌らしいが、後年になるほど、歌と言うよりも呪文といったほうが良い。 声が潰れ…

京都とんぼ返り

瓜生山神話。 学会大会の打ち合わせと下見に京都造形芸術大学にお邪魔する。 北白川、上終町(かみはてちょう)の、いろいろな意味で神話的な空間。創世記から・・・・・・終末論まで、か。 彫刻の切れ端(?)のようなものがごろごろ転がっていたり、作品制作の現…

杉橋陽一先生最終講義

アドルノの「仮晶」概念について。 グノーシス主義との関係をたどることで、思想史的連関が明確になった。 ユダヤ知識人のネットワーク形成をめぐるお話は、ちょうどバーゼルの富裕階級における知識人同士のつながりを調べていたところだっただけに、呼応す…

2月もろもろ

ようやくひと息。 2 月7日に高梨豊さんとの対談(@近代美術館)、14日には平倉圭氏の博論予備審査、21日には仙台でライオネル・ファイニンガーについての講演(@宮城県立美術館)と週末ごとにイベントのあと、この時期恒例のもろもろ。高梨さんの写真につ…

『朝日新聞』に『政治の美学』書評

『政治の美学』の書評が掲載されました。評者は苅部直さん(東京大学)です。 山田忠彰さんの著書『エスト・エティカ』と組み合わせた書評です。 詳しくはこちら 。

ジュンク堂書店池袋本店でフェア「『都市の詩学』から『政治の美学』へ」

40冊選書した書物によるフェアです。4F思想のコーナーで3月末まで。 先日の20冊の選書を拡大し、40冊を選びました。

書物のヒエログリフ化

『UP』3月号に寄稿しました。連載「イメージの記憶」の第15回です。 書誌情報は 田中純「書物のヒエログリフ化──『政治の美学』をめぐって」、『UP』437号(2009年3月号)、東京大学出版会、2009年、62〜69頁。